生家に戻って来た貴美子と息子・高志。この家には貴美子の弟である剛の存在の他に、重厚な扉で覆われた蔵があった。不気味な空気を漂わせる蔵の存在…その魔力に侵されたかのように、母に女を感じるようになった高志。ある夜、床に入る彼の耳元に入ってきた母と剛の密かな会話…。この姉弟の間には、血の繋がる者としてあってはならぬ関係があった!!